満開の白鳳園地

あら川の桃は、ハトロン紙と遮光紙の二重帯袋で収穫10日前後まで、光に当てないで大きくします。

そして大きくなったら、遮光袋を破がして木々の根元にシルバーシートを広げ、急激な太陽光線を短期間当てていきます。

そうすることで鮮やかで冴えた桃紅色を表面の半分近く色づけ熟成さることができます。

そのようにして大切に育てた桃が当園のこだわりであります。

親子三代約50年以上にわたり受け継いだ、全て紅赤に日焼けしない上品さを追求した育成方法です。

敢えて黄色みを残しておりますが、完熟まで木に成らしてありますので安心してお召し上がり下さい。

耕作地

当農園の農地は、雑草が生い茂っていた耕作放棄地(以前果樹を栽培していたが、高齢や後継者不足の為に止む無しと数年放棄した元畑)を水利費用等の安価で借り受け、数年かけて土壌を整えた、云わば一から果樹園としてよみがえらせた畑が大半です。

まずは、背丈ほどに伸びた萱なりを大型草刈機で取り除き、ショベルー重機で深堀耕し、石灰と鶏糞や牛糞の堆肥を一面に散布しました。

そして、トラクターで再度耕して、約1年間掛けて悪い雑草を根こそぎなくしてミミズが生息出来る土壌を蘇らせる努力をします。

発酵土壌になるように、先ずは土づくりから始めます。陶芸家の土のこだわりと同じように考えてください。

桃苗の歴史

なぜそのような手間暇をかけるのかと申しますと、良い果物を育てるにあたっては、硬い土壌では育ちが悪く、生育しても大きく成らないということであります。

つまり、人間が自然の樹木の突然変異状態の山の実を数百年掛けて改良に改良を重ね合わせた結果、現在の皆様が美味しいと味覚で味わっている桃があるのです。

そのような結果出来た果物の苗なので、弱く枯れやすい樹木でもあるのです。

桃の木はバラ科に属しており、数百年前に中国より伝わり当初は長寿薬の果物として貴族に好まれたのが桃の始まりだと古事の書物に掲載されています。

桃苗の作り方

量販店で購入して庭先で育てている果物と私共が育てている苗木の違いをここで説明していきます。

馬のサラブレットも同じですが、数年手塩に掛けて育てた成木で果実を収穫できるようになった時に、「なんだこのような実にしか生らないのか…」とがっかりした経験はありませんか?

よしんば、納得した果物が出来たら宝くじのように儲けものですよね。

今だから言えますが、私はそのような何の種類か、どのような果実ができるのかという怖いことは、しませんと云うより出来ません。

このようなことを云います私も最初は、同じ桃の苗木だという事でいろいろな種類の桃苗木を販売店で購入して育てました。

伝統農芸と云う継承した農家の桃が、収穫されて出荷組合に並んでいます。

桃と比較して歴然とした違いに大変反省しました。

それから、地域で「桃博士」かと云われています幾多のベテラン老人に教えを頂きたく伺いました。

誰もが云うには、他人が販売用に作った苗は、その品種、つまり「早生:中生:晩成等」に叶った苗が育つかも知れません。

しかし、果たしてこの木は最高の実を付けてくれる木から穂を採取して接ぎ木した確実に親の遺伝を受け継いだ良い木かは判らないやろと云われました。

決して誤解しないで下さい。

「苗木販売店の苗は悪い苗木を販売している」と云うのではありません。

「良い苗か、悪い苗か、は育つまでは判らないやろ?」ということであります。

頭をトンカチで撃たれたような衝撃を受けました。

それからは台木の実を一年かけて育て、当園で一番大きな桃の実を 付けてくれる木から穂を採取して、次の年に接木(春:秋)をして育て上げました。

手塩にかけてと申しますか、わが子を育てる思い出もありまして、何とかお爺さんより受け継ぎ、三代目として自分なりに、人様に感動とまではおこがましく言えませんが、それなりにご満足頂ける桃を作ることが出来るようになりました。

我が家独特の製法で育成した桃を全国のお客様に喜んで頂いております。

私は企業秘密などと云う思い上がり(桃つくりに関してですよ。) はしませんし、云いません。

どのようにしているのかと聞かれたら、なんでも伝えるようにしています。
もちろん、日々勉強でありますし、自然と仲良く手抜きしない、まあこれぐらいで良いかという考えを持たない拘りでしょうか。

人様のお口に入れる果物を作り、お金を頂く事でありますので、危険な農薬や中途半端な育て方を絶対にしたら罰が当たりますし、お客様にリピートして頂けません。

私が思いますには、毎年リピートをして頂けて始めて、当園の桃や八朔をお買い求め頂ける、日々反省と共に常に謙虚であらねば良い果実は出来ない、と考えております。

いつかは、宮内庁御用達献上農家になればと、これがこれからの努力目標です。

肥料や農薬

肥料については別の項目でも述べていますが、実を付けるような幼木から成木になると堆肥以外に配合飼料肥料、つまり油粕や骨粉等を使い、生育に化学肥料は極力避けるようにしております。

理由は極めて簡単であります。

美味しいコクのある桃を作るため、その一点であります。

農薬も必要以上は散布しない。

全く散布しない訳には良い桃は出来ません。

適度な散布でJA出荷組合で農薬基準を定めて、散布実績を提出する決まりになっております。

果樹センサーで残留農薬があるかチェックを行っていますのでご安心して下さい。

当園独特の育て方

桃の実が5月連休明けごろより梅干しの大きさになりましたら、二重の袋掛けを桃の実一つ一つに丹念に行い、完熟一週間前に外側の袋をはがします。

理由は、温度管理(暖かく保つ)と、常に太陽にさらして日焼けした赤色にするのではなく、急な真夏の太陽に当てることで色合いが良くなり、冴えたピンク色の鮮やかさを強調した「見た目にも綺麗だという色を作るたであります。

シルバーシートを施設

銀紙のビニールシートを完熟前に木の下に敷設することにより、急激な太陽光線が銀紙のビニールシートの反射熱と合わさり、よりいっそう桃の実に反映してピンク色に焦げると云う事であります。

稲わらを秋口に敷設

稲わらは、殺菌力を上げて土壌を柔らかくする効果があることから根が伸びやすく養分を吸収しやすくするため、稲わらを敷設するのであります。

その他

専門的な事項※もありますが、一般的なこだわりはこれでご理解していただけましたでしょうか。

初めてのお客様には、料金をお振込み頂きましたのを確認してから 発送という形式を取っておりますのでご理解ください。

ご依頼は、従来からFAXでのご依頼をお願いしております。

ネットでの発注ご依頼につきましては、今後検討いたします。

以上が橋村農園のこだわりです。御理解頂けたら幸いでございます。

以上

※専門的な事項とは、農薬のイロハなり、収穫時期の見分け方などであります。